COLUMN
ゴルフ初心者が身につけたい上達コラム

ゴルフスクールで最短100切り!失敗しないスクールの選び方について解説
100切りは多くのゴルファーが目指す最初の大きな壁とされています。達成するには、あなたの弱点を的確に把握し、正しい道筋で練習することが重要です。
しかし、正しい道筋で練習するとなると、自己流では困難な場合が多いと考えられます。もし最短で達成したいのであれば、ゴルフスクールの利用を積極的に検討することをおすすめします。
この記事では、その際にゴルフスクール選びで失敗しないよう、あなたの課題を見抜いて上達までを力強くサポートしてくれるゴルフスクールの選び方を徹底解説します。
【目次】
100切りの近道がゴルフスクールにある理由
問題点を客観的に指摘してくれる
上達までの過程が明確になる
練習を続けやすくなる
ゴルフスクールのレッスン形式と料金
レッスンの場所
グループレッスンとマンツーマンレッスン
100切りを目指せるゴルフスクール選びのポイント4つ
コーチの質
カリキュラム
設備・環境
通いやすさ
体験レッスン前に準備しておきたい2つのこと
質問リストを用意しておく
普段使っているクラブ・グローブがあれば持参する
まとめ
100切りの近道がゴルフスクールにある理由
1日でも早く100切りを達成したいのであれば、ゴルフスクールに通うことは1番の近道になるでしょう。
自己流の練習で遠回りしてしまう前に、スクールがなぜ上達への近道になるのか、その理由を解説します。
問題点を客観的に指摘してくれる
ゴルフスクールでは、プロのコーチがあなたの問題点を客観的に指摘してくれます。
熟練度に関わらず、ゴルファーは自分自身が思っている課題と、スコアを崩している本当の原因がズレていることがよくあります。例えば、自分で「スイングの開きが速すぎるのが原因だ」と思っていても、プロの視点では「アドレスの向きが毎回違う」ことの方がはるかに深刻な問題だった、というケースは少なくありません。
「自分ではまっすぐ引いているつもりのバックスイングが、実際には大きくズレていた」といった「無意識のクセ」を客観的な事実として突きつけられると、納得感を持ってスイング修正に取り組むことができるはずです。スクールではそういった修正を繰り返すことができるため、結果として悪いクセがつきにくくなり、上達しやすくなります。
上達までの過程が明確になる
ゴルフスクールに通うと、カリキュラムに沿って練習を行うことになるため、上達までの過程が明確になります。
独学の場合、大量の情報の中から、自分で練習方法を模索しなければなりません。自己判断は難しく、正しい方法を見つけることは困難です。自分でやりたい練習を決められるがゆえに、早く飛ばしたい一心でドライバーの練習ばかりしてしまい、スコアメイクの鍵となるパターやアプローチの練習がおろそかになることもあるでしょう。
多くのスクールでは、そういったことがないように、まずグリップやアドレスといった全ての基本を徹底的に固めてから上達に合わせて段階を進めていきます。100切りまでの道のりが明確になり、迷うことなく上達を目指せるでしょう。
練習を続けやすくなる
ゴルフスクールを利用すると、一人では挫折しがちな練習を続けやすくなります。
ゴルフの上達には時間がかかります。その過程で、スコアが伸び悩む停滞期が訪れることは珍しくありません。独学の場合、この停滞期にぶつかったときに解決方法がわからず、ゴルフ自体がつまらなくなって練習から足が遠のいてしまうことがよくあります。
その点、スクールでは定期的に通うことで練習が自然と習慣化しやすいメリットがあります。思うようにいかなくても、コーチが「今の良かったですよ!」「次はここを意識しましょう」と的確なアドバイスで励ましてくれるためです。また、同じ目標を持つ仲間が見つかれば、モチベーションを維持する上で大きな助けとなるため、前向きな気持ちで練習を続けやすい環境だといえます。
ゴルフスクールのレッスン形式と料金
ゴルフスクールの料金は、レッスンを行う「場所」と「人数」によって大きく異なります。
レッスンの質は料金では決まりません。次のポイントを押さえ、あなたが負担できる範囲の内容を実際に体験して、「続けられそうか」「上達できそうか」などを判断すると、納得できるスクールが見つかりやすくなるでしょう。
レッスンの場所
ゴルフスクールでは主に「屋外練習場」「インドア練習場」「コース(ラウンド)」の3種類の場所でレッスンが行われます。それぞれで練習内容が異なり、それに応じて料金も変化します。
屋外練習場レッスンは、主にゴルフ練習場の打席で行われるレッスンを指します。実際の打球の弾道や飛距離を確認しながら練習できるのが最大のメリットです。地面の傾斜や芝の感触などの感覚を養うには不向きですが、ボールを捉える感覚を身につけるには最適です。料金は月額制が多く、基本的にインドア練習場やラウンドで行われるレッスンよりも安い傾向があります。
インドア練習場レッスンは、主に屋内の個室やスタジオなどで行われるレッスンを指します。内容は弾道測定器などを使ったスイングチェックが主流です。天候に左右されず、自分のスイングを客観的なデータで確認できます。料金は施設の充実度や指導スタイルによって幅がありますが、一般的に月額制で、屋外練習場レッスンよりも高いことが多いです。
ラウンドレッスンは、実際のコースで行われるレッスンです。コースマネジメントや傾斜地からの打ち方、バンカーショットなど、練習場では学べない実践的な技術を学ぶことができます。料金は他のレッスンより高額で、月額制ではなく1回ごとの申し込みが一般的です。なお、ゴルフスクールによっては定期的に開催している場所もあります。
100切りを目指す場合、「どれか1つだけ」ではなく、上達度合いによって場所を変えて練習することになります。そのため、可能な限りすべて確認しておくと良いでしょう。
グループレッスンとマンツーマンレッスン
多くのゴルフスクールでは、コーチ1人に複数人が教えてもらう「グループレッスン」と、コーチ1人から個人指導を受ける「マンツーマンレッスン」が用意されています。それぞれコーチ一人に対して指導する生徒の数が異なるため、一人当たりのレッスン密度と価格が変わります。
グループレッスンは、コーチ1人に対して複数の生徒(2〜6名程度)を同時に指導する形式です。一人ひとりをじっくり見てもらえる時間はマンツーマンに比べて短くなりますが、コストパフォーマンスに優れています。レッスン受け放題のプランを用意しているスクールも多いため、仲間と一緒に楽しく学びたい方や、とにかくたくさんボールを打つ機会が欲しい方におすすめです。
マンツーマンレッスンは、コーチと1対1で集中的に指導を受けられる形式です。費用は高くなりますが、自分の課題だけに特化した密度の濃いレッスンを受けられます。最短で弱点を克服したい方や、人目を気にせず質問したい方に最適です。
100切りを目指せるゴルフスクール選びのポイント4つ
利用者とスクールの相性を判断できるよう、ほとんどのゴルフスクールでは体験レッスンが用意されています。体験レッスンは、あなたに合ったゴルフスクールを選ぶためにとても大切な機会です。
ここで解説する4つの重要ポイントを意識して臨むことで、後悔のないスクール選びができます。ぜひ参考にしてみてください。
コーチの質
体験レッスンで最も重要視すべきなのはコーチの質です。どんなに設備が良くても、あなたの課題を的確に見抜き、わかりやすく伝えてくれるコーチがいなければ、100切り達成に時間がかかってしまいます。
体験レッスンの際は、「カウンセリングであなたの悩みを丁寧にヒアリングしてくれるか」「スイングを見て、課題点を的確に指摘してくれるか」「感覚的な言葉だけでなく、論理的な説明もしてくれるか」の3つの点に注目して、コーチの指導を受けてみてください。
優れたコーチであれば、いきなり「打ってみてください」とは言わず、「どんなことに悩んでいますか?」「どうなりたいですか?」と、真摯に耳を傾けてくれるでしょう。加えて、一度に多くのことを指摘せず、最も効果的な改善ポイントを1〜2点に絞り、「なぜそうなるのか」「体のこの部分をこう動かすと、クラブがこう動く」といった、論理的でわかりやすい言葉で説明してくれるはずです。
カリキュラム
あなたが100切りという目標を達成するまでの道筋を、コーチがしっかりイメージできそうか確認してみてください。
ゴールまでの計画がなければ、今の練習が何に繋がるのかわからず、ただ漠然とボールを打つだけになってしまいます。100切りという目標に対して、どのようなステップで上達させてくれるのか、そのカリキュラム設計の考え方に触れることが大切です。
体験レッスン中に、「もし入会したら、100切りに向けてどのような流れでレッスンを進めていくのか」「スイング改善だけでなく、アプローチやパターの練習も重視しているか」など、探ってみると良いでしょう。
「まずは3ヶ月でスイングの土台を固め、その後コースマネジメントを…」といった、あなた専用の練習プランの骨子を話してくれたり、「100切りにはアプローチ練習が欠かせませんよ」といったように、スコアメイクの本質を理解し、バランスの取れた指導を説明してくれたりするコーチやスクールであれば安心できるはずです。
設備・環境
あなたが気持ちよく集中して練習に取り組める環境かどうかを、見学時にチェックしてみてください。指導内容が良くても、練習環境がストレスに感じてしまっては、レッスンの効果が半減する可能性があります。特にインドアスクールの場合、設備がレッスンの質を大きく左右することもあります。「打席の広さや清潔感は十分か」「スイング解析機などの設備は充実しているか」などは確認しておきましょう。
また、最近のインドアスクールでは、高精度な弾道測定器(トラックマン、GCクワッド、トップトレーサー・レンジなど )が導入されていることもあります。自分のスイングを客観的なデータで確認できる設備は上達の大きな助けになるため、判断材料に含んでおくと良いでしょう。
通いやすさ
どんなに優れたゴルフスクールでも、上達にはある程度時間がかかります。継続できなければ意味がありません。
そのため、自分のライフスタイルの中で無理なく通い続けられる料金体系や場所であることは、スクール選びの絶対条件です。
「料金体系は明確で、予算に合っているか」「予約は取りやすいか(予約システムの使いやすさや、振替制度の有無など)」「クラブやシューズのレンタルは可能か」「通いやすい場所にあるか」の4点はきちんと確認しておくと良いでしょう。
体験レッスン前に準備しておきたい2つのこと
早期のスコア100切りという目標を持って体験レッスンに臨むなら、”受け身”の姿勢で参加するだけでは不十分かもしれません。
ほんの少し事前準備をしておくだけで、得られる情報の質と量が劇的に変わります。自分に合ったスクールかどうかを正確に判断するために、ここでは2つの簡単な準備について解説します。
質問リストを用意しておく
体験レッスンに臨む前に、自分が今抱えているゴルフの課題や悩み、スクールやコーチに対して聞きたいことなどを具体的に書き出しておくと良いでしょう。事前に質問を準備しておくことで、自分がスクール選びで何を重視しているのか再確認することができる上、限られたレッスン時間内で必要な情報を得やすくなります。
例えばコーチに対し、ただ「スライスに悩んでいます」と伝えるだけでなく、「アイアンは大丈夫なのに、ドライバーだけスライスします」「ラウンドの後半、疲れてくるとスライスが出ます」のように、できるだけ具体的に伝えると、コーチがどのような分析をし、どんな解決策を提示してくれるかを見ることができます。
またスクールに対して「100切りを達成した初心者の生徒さんは、平均でどのくらいの期間通われていますか?」などの質問を用意しておくと、スクールの指導方針やサポート体制、熱意などを把握しやすくなるはずです。質問材料を集めるために、スクールのHPなども事前に確認しておくと良いでしょう。
普段使っているクラブ・グローブがあれば持参する
もし自分のゴルフクラブやグローブを持っているなら、体験レッスンには必ず持参しましょう。普段から使い慣れたものを使用することで、コーチがあなたの本来のクセや課題をより正確に把握できます。
特にグローブは貸し出しを行っていない、貸し出していても合うサイズがないといったことがあるため気をつけましょう。
もちろん、持っていない方は気にする必要はありません。持っている場合も事前にスクールへ持ち込み可能か確認しておくとスムーズです。
まとめ
この記事では、100切りを最短で達成するためのゴルフスクール選びについて解説しました。
重要なのは、体験レッスンを通じて、あなたの課題を的確に見抜き、目標達成まで寄り添ってくれる信頼できるコーチを見つけることです。
初めての体験レッスンは少し緊張するかもしれませんが、心配はいりません。コーチはたくさんの初心者を見てきたプロです。この記事を参考に、どうか恥ずかしがらずに今のあなたの悩みを正直にぶつけてみてください。
ぴったりのスクールを見つけたあなたが100切りを達成し、もっとゴルフを楽しめるようになることを願っています。