COLUMN
ゴルフ初心者が身につけたい上達コラム

初めてゴルフする女性のための持ち物リスト|当日の流れを確認して不安解消
ゴルフ場でゴルフをする際には、道具とマナーの準備が必要です。
初めてコースを回るゴルファーの多くは、その点で困りがちです。女性の場合は特に、日焼け対策やメイク道具など、男性よりも準備するものが多く、大変に感じるかもしれません。
この記事では、そのような不安を解消するために、女性のための持ち物リストと、ウェアの着こなしなどの基礎的なマナーを、当日の流れに沿って解説します。
【目次】
初めてゴルフする女性のための持ち物リスト
基本の持ち物
あると便利な持ち物
女性が快適に過ごすための持ち物
ゴルフの持ち物を入れる3つのバッグ
キャディバッグ
カートバッグ(ラウンドバッグ)
ボストンバッグ(トートバッグ)
女性のゴルフウェア基本マナー
ゴルフ場での基本的な服装(ドレスコード)
迷いがちな「ソックスの丈」と「アウターの種類」について
女性がゴルフをする際の当日の流れ
前日〜当日朝
ゴルフ場到着〜スタート前
プレー中
プレー後
まとめ
初めてゴルフする女性のための持ち物リスト
女性がゴルフのコースデビューをするのであれば、「基本の持ち物」と「あると便利な持ち物」に加え、「女性が快適に過ごすための持ち物」を知っておきましょう。ゴルフは持ち物が多くなりがちですが、最初に全体像を把握しておけば、準備がぐっと楽になります。
次のリストを見ながら、自分の持ち物を確認してみてください。
基本の持ち物
ゴルフのコースを回る上で基本になる持ち物は次の通りです。
ゴルフクラブ:プレーの主役。レンタルも可能ですが、自分のクラブに慣れるためにも持参がおすすめです。
ゴルフボール:初心者はゴルフボールを失くしやすいので、多めに20球ほど用意すると安心です。必須ではありませんが、専用のボールケースに入れておけば持ち運びが楽になります。
グローブ:使用する方は、いつも使っているグローブを持参しましょう。
ティー:ドライバーショットで使う「ロングティー」と、フェアウェイウッドなどで使う「ショートティー」を準備しましょう。無くしたり壊したりしてしまった場合に備え、それぞれ複数本用意しておくと安心です。
マーカー:マーカーはグリーン上で自分のボールの位置を示すために必須です。
グリーンフォーク:グリーンフォークはグリーン上にボールによる凹みを見つけた際、直すための道具です。マナー上必要である上に、あったほうが気持ちよくゴルフできるため、用意しましょう。
飲み物:季節を問わず水分補給は必要です。忘れずに用意しましょう。
キャディバッグ用ネームプレート:キャディバッグをスタッフに預ける際に必須です。無いと誰のものか分からなくなってしまいます。
特にネームプレートは忘れがちです。必ずフルネームを記載して、キャディバッグに付けておきましょう。
あると便利な持ち物
ゴルフのコースを回る上で、次の持ち物は必須ではありませんが、あると便利です。
スコアカウンター:スコアを正確に記録できます。初心者だけでなく、集中してプレーしたい方にもおすすめです。
ラウンド傘:ゴルフ専用の傘です。ゴルフ場に常備されていることが多いですが、UVカットなどの機能性を求めるのであれば持参をおすすめします。
ゴルフクラブを拭くタオル:キャディバッグにかけられるゴルフクラブ専用のタオルがあります。ゴルフ場で用意されていることが多いですが、汚れなどが気になる方は持参するとよいでしょう。
女性が快適に過ごすための持ち物
女性がゴルフ場で快適に過ごすために欠かせない持ち物は次の通りです。
日焼け対策グッズ:日焼け止め、サングラス、キャップ・サンバイザー、日傘、リップクリーム、アームカバーなどがあります。紫外線からお肌を守りましょう。
メイク道具:汗によるメイク崩れに備え、最低限のメイク直し道具があると安心です。
お風呂セット:ゴルフ場にはお風呂がある場合もあります。入るのであれば使い慣れているスキンケアセットもあると安心です。
汗・衛生対策グッズ:ハンドタオル、汗拭きシート、絆創膏、生理用品などがあると安心感が格段に上がります。
帰りの着替え:帰りの着替えは忘れがちです。快適に帰るために必ず用意しましょう。
加えて荷物に余裕がある場合は、虫除けスプレー、ヘアゴム、小腹が空いたときのお菓子などを用意しておくとさらに便利です。
ゴルフの持ち物を入れる3つのバッグ
持ち物が用意できても、バッグがなければ持ち物を運べません。
ゴルフの場合は特に、入場時にキャディバッグを一度スタッフに預ける必要があるため、バッグが1つだけだと不便です。そのため、次の3つを適宜用意しましょう。
キャディバッグ
キャディバッグは主にゴルフのプレーに必要なものを入れられるバッグです。
ゴルフクラブを入れるバッグとしてほぼ必須です。突然の雨天などに備えてレインウェアの上下やラウンド傘(ゴルフ専用の傘)を常に入れておく方もいます。
クラブを入れた状態で自立できるカート型と、斜めに傾けた際に2本の脚が出て立て掛けられるスタンド型の2種類があります。カート型は頑丈で大きく重め、スタンド型は比較的小さめで軽量な点が特徴です。収納力を重視する方はカート型を、持ち運びやすさを重視する方はスタンド型を選ぶとよいでしょう。
カートバッグ(ラウンドバッグ)
カートバッグはゴルフのコースを回るときに必要なものの中で、ティー(地面に刺してボールを乗せる道具)、マーカー(グリーン上でボールの位置を示す道具)、飲み物など、持ち運べるサイズのものを入れられるバッグです。
プレー中はカートに置いておき、休憩時や必要になった際に持ち運ぶのが基本です。バッグの種類自体は、普段使っているミニトートバッグや、ランチバッグのようなものでOK。夏場は飲み物を冷たく保てる保冷機能付きのものだと、さらに快適度がアップします。
なお非常に便利ですが、ゴルフ場によっては「地面に置いてしまう人がいる」「カジュアルすぎる」といった理由から禁止されている場合があるので、事前の確認が必要です。
ボストンバッグ(トートバッグ)
ボストンバッグはシューズや着替えを入れるバッグです。
キャディバッグは到着してすぐ、カートに積むためにゴルフ場のスタッフに預けることになります。着替えやシューズを入れても必要なときに取り出すことは難しくなるため、シューズと着替えを分けて入れられるバッグは必要でしょう。
なお、カートバッグを使う場合は、カートバッグごと入れられる大きさだと、ゴルフ場の行き帰りの際持ち運びが楽になります。荷物が多いと感じる場合は意識してみてください。
女性のゴルフウェア基本マナー
ここまで一通り用意できても、「どんな服装をすればいいのかわからない」という不安が残るかもしれません。
解消するために、「これさえ押さえておけば大丈夫」という女性のゴルフウェアにおける基本的なマナーを解説します。
ゴルフ場での基本的な服装(ドレスコード)
ゴルフは紳士淑女のスポーツとされており、服装は比較的フォーマルなものが好まれます。
行き帰りやクラブハウスでの服装は、襟付きシャツにジャケットを羽織るようなスタイルが基本です。女性なら上品なワンピースや、ブラウスにスカートやパンツを合わせるオフィスカジュアルをイメージすると良いでしょう。Tシャツ、デニム、サンダルといったカジュアルすぎる格好はマナー違反となるため避けましょう。
プレー中のウェアについては、「襟付きのシャツ」と「パンツまたはスカート」が基本スタイルです。トップスの裾はボトムスに入れるのがマナーです。そのほうがだらしなく見えず、スイングの邪魔になりにくいといったメリットがあります。
しかし、裾は暑い日には出したくなるときもあるでしょう。裾だしが許可されている場合もあります。細かい点はあらかじめゴルフ場のスタッフか、同伴者やキャディなどに確認しておきましょう。
迷いがちな「ソックスの丈」と「アウターの種類」について
服装で迷いがちな点として、「ソックスの丈」と「アウターの種類」はよく挙げられます。
ソックスの丈は、くるぶしが隠れる長さだと安心です。一部の格式の高いゴルフ場ではドレスコードが厳しい傾向にあり、くるぶしが見える丈の短いソックスを禁止している場合があります。
ハイソックスや、膝下までの長さのソックスも一般的で、足をきれいに見せる効果や、日焼け・虫刺され防止の観点からもおすすめです。
アウターの種類は季節を問わず、薄手のウィンドブレーカーやカーディガンなどの羽織ものを一着持っていくと非常に便利です。ゴルフ場は標高の高い場所にあることも多く、平地よりも気温が低かったり、天候が変わりやすかったりします。
特に、朝早いスタート時や、日がかげってきた夕方は肌寒く感じるかもしれません。ウィンドブレーカーにはUVカット機能や、多少の雨なら弾く撥水機能があるものもあります。一着で何役もこなしてくれるため、用意しておくと心強いでしょう。
女性がゴルフをする際の当日の流れ
ゴルフで使う道具は「いつ、どこで、何を使うのか」を具体的にイメージしておくと、過不足なく用意しやすくなります。
ここでは例として、女性がゴルフをする際の基本的な流れを時系列で追いながら、その場面ごとに必要になる持ち物と、行動のポイントを解説します。
前日〜当日朝
当日の朝にすべての準備を行うと、忘れ物をする可能性があります。前日の夜までにはゴルフ場のマナーの確認と、持ち物の最終チェックを済ませておくとよいでしょう。
ゴルフは天候に左右されるスポーツです。天気予報を確認し、気温や天候に合わせてインナーやアウターを選んでおきましょう。晴れ予報でもレインウェアは念のため入れておくと安心です。また各種道具はこの時点で「キャディバッグに入れるもの(プレー中に使うもの)」「カートバッグに入れるもの(プレー中に使うものの中で小さめのもの)」「ボストンバッグに入れるもの(貴重品や着替えなど)」といったように、必要に応じて分けておけば、当日が非常にスムーズになります。
ゴルフ場到着〜スタート前
ゴルフ場に到着すると、キャディバッグはすぐにスタッフに預けることになります。前日に分けた手荷物は、このタイミングで改めて確認しておきましょう。貴重品、スマホ、メイク道具、お風呂セット、帰りの着替えなどを間違ってキャディバッグに入れてしまうと、ロッカーで着替える際やプレー後に困ってしまいます。
フロントで受付をする際は改めてマナーの確認等も済ませておくとよいでしょう。知識や準備が間違っていないと分かれば安心感が増します。手続きが済んだらロッカールームでプレー用のウェアに着替え、ゴルフ場へ向かうことになります。カートバッグを使用する際は忘れないように気をつけてください。
プレー中
日焼け止めの塗り直しや水分補給はこまめに行うことが大切です。キャディバッグもしくはカートバッグから飲み物や日焼け止めをこまめに取り出し、体調管理と日焼け対策を徹底しましょう。マナーにもしっかりと注意が必要です。日傘はプレー進行を妨げたり、他のプレーヤーの視界を遮ったりする可能性もあるため、使用の際は周囲に確認しましょう。また、グリーン上に残ったボールの跡(ピッチマーク)を見つけた際は、積極的にグリーンフォークを使って直しましょう。
なお、ゴルフ場の天候は変わりやすいことが多いため、注意が必要です。肌寒いときは遠慮なく用意したアウターを着ましょう。突然の雨に備え、レインウェアはキャディバッグの取り出しやすい場所に入れておくと安心です。
プレー後
プレー後は汗をかいたウェアのままではなく、私服に着替えてリラックスして帰るとよいでしょう。
衛生面も体調管理も最後まで気をつけたいところです。多くのゴルフ場にはシャワーやお風呂があります。利用できるのであれば、入浴してプレーの疲れを癒し、さっぱりしましょう。お風呂セットとスキンケアアイテムを用意している場合は、ここで役に立ちます。バスタオルはゴルフ場で用意されていることが多いですが、念のため事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
ここまで、女性のための持ち物リストと、ウェアの着こなしなどの基礎的なマナーを、当日の流れと一緒に解説しました。
女性が初めてゴルフ場でプレーする場合でもこの記事を参考にすれば、快適にコースを回り、気分の良いまま一日を終えることができるはずです。
当日はぜひ、心おきなくゴルフを楽しんでください。