COLUMN
ゴルフ初心者が身につけたい上達コラム

ゴルフ初心者のための上達方法|基本的な練習方法や意識の仕方について解説
ゴルフの初心者が上達する方法は数多くありますが、どんな方法であってもまず基本をしっかりと固めることから始まります。どんなに練習をしても、技術を積み上げる土台ができていなければ、上達に支障が出てしまうからです。
しかし、そう教えられても一向に上達が実感できず、「基本とは何か」「どこから手をつけたらいいのか」などと、困惑することもあるでしょう。
この記事では、それらの疑問を解消しつつ、初心者が上達しやすくなる基本的な練習方法や意識の仕方について解説します。
【目次】
ゴルフ初心者の上達を妨げる3つの練習方法
練習に明確なテーマがない
ドライバー・フルスイングばかり練習している
自己流の悪いクセを固めている
ゴルフが上達する練習方法の基本
グリップ
アドレス
スイング
ゴルフ初心者はどのクラブから練習すべき?
7番・8番アイアンから練習した場合
小さい番手から練習した場合
好みのクラブから練習した場合
ゴルフ上達のために必要な3つの意識
短時間集中した練習を毎日続ける
客観的な視点を持つ
プロのアドバイスを取り入れる
まとめ
ゴルフ初心者の上達を妨げる3つの練習方法
ゴルフの練習をしていても上達が実感できない場合、原因として考えられるのは、練習の方向性が間違っていることです。
実は、多くの初心者が知らずにやってしまっている「上達を妨げる練習」があります。まずは、あなたがその状況に陥っていないか、一緒にチェックしていきましょう。
練習に明確なテーマがない
目的意識のない練習は上達を遠ざけます。「今日は100球打つ」のように、球数だけを目標にした場合も同様です。
ゴルフスイングは、多くの要素が絡み合った複雑な動きです。そのため、「今日は体の回転を意識する」「手打ちにならないようにする」といった明確なテーマを持って練習しないと、1球ごとのショットの良し悪しを判断できず、何も改善されないまま時間だけが過ぎてしまいます。
ドライバー・フルスイングばかり練習している
基本を飛ばして、いきなりドライバーばかり練習したり、フルスイングばかり練習をしたりしていると、上達が遅くなる可能性が高いです。
正しいスイングの土台ができていない状態で力任せにクラブを振っても、ボールは安定しません。むしろ「手打ち」や「すくい打ち(クラブヘッドを下から上にすくい上げるようにボールを打つスイング)」といった、一度つくとなかなか直しにくい悪いクセを体に染み込ませてしまう原因になります。
また、実際のラウンドでスコアを作るのは、安定したアイアンショットやアプローチです。使用するクラブがドライバーに偏って、それらの練習がおろそかになると、上達の速さに問題が生じやすくなります。
自己流の悪いクセを固めている
自分の感覚だけを頼りにした「自己流の練習」を続けると、自分では気づかない「悪いクセ」が固まり、上達の壁になってしまいます。
自分では理想のスイングをしているつもりでも、客観的に見ると、体の開きが早すぎたり、体重移動がスムーズにできていなかったりすることはよくあります。この「自分の感覚」と「実際の動き」のズレに気づかない限り、どれだけ練習しても根本的な改善には繋がりません。
ゴルフが上達する練習方法の基本
ゴルフの上達を目指すなら、まず基本的な「グリップ」「アドレス」「スイング」の3つを正しく行えるよう練習しましょう。
これらがしっかりと身についていれば、その後の技術の定着や、崩れた際の修正もしやすくなります。ここでそれぞれ方法を解説していくので、ぜひ参考にしてください。※この記事では右打ちが前提です。左打ちの場合は反転して考えてください。
グリップ
グリップは、体とクラブをつなぐ唯一の接点です。ここが不安定だと、スイング中にフェースの向きがバラバラになり、どんなに体を正しく動かしてもボールは意図しない方向に飛んでしまいます。
初心者がまず意識すべきは、手のひらで鷲掴みにするのではなく「指の付け根」で握ることです。特に、左手は指の付け根で握ると、手首が柔らかく使えて、クラブヘッドがスムーズに走ります。
また、力みすぎないよう意識することも大切です。「生卵を優しく持つように」と例えられるように、余計な力を抜いて握ることで、再現性の高いショットが生み出せるようになります。
アドレス
正しいアドレス(構え)は、毎回同じ安定したスイングをするための再現性を高める上で不可欠です。アドレスがショットのたびにズレていては、ゴールであるインパクトも安定しません。
練習する際、次のようにポイントごとに分けて意識し、正しいアドレスを身につけましょう。体の軸やスイングの軌道が安定し、ショットの精度が格段に高まります。
・姿勢:骨盤から前傾し、背筋はなるべく伸ばしてください。両手でクラブを持ち、シャフトを骨盤にあてながら前傾することで、正しい姿勢を維持しやすくなります。
・足の幅:肩幅と同じくらいか、少し広めに開いてください。狭めだと体が回しやすく、広めだとバランスを崩しにくくなるため、両方のちょうどよい幅を探しましょう。
・ボールの位置:基本は体の真ん中〜やや左足寄りです(番手によって微修正することが一般的ですが、最初は気にしなくてよいでしょう)。重力に任せて自然と腕を下ろした位置に調整しましょう。
・体重配分:基本は左右均等です。つま先すぎず、かかとすぎず、「足の裏全体」でバランスを取りましょう。ボールの位置が正しいとバランスも取りやすくなります。
スイング
スイングの練習として素振りは必須ですが、いきなりフルスイングをするのは避けましょう。ビジネスゾーンを意識したハーフスイングから行ってみてください。
ビジネスゾーンは、一般的にスイングの円軌道を時計の針で例えた場合、8時から4時、もしくは9時から3時の範囲に存在しており、この範囲がショットの質に大きく関わっています。
ハーフスイングは、この範囲に収まるスイングです。具体的には次のような形で練習しましょう。ビジネスゾーンが修正しやすくなるので、悪いクセがつくのを防ぎ、再現性の高いスイングの土台を作ることができます。
- まずは体と腕の同調を意識しましょう。手首の角度をできるだけ変えずに、体の回転だけでクラブを振るハーフスイングを行います。これにより「手打ち」を防ぎ、体幹を使ったスイングの土台を作ります。
- 次に自然なリリースを覚えましょう。1の感覚をベースに、インパクト前後で手首の力を抜き、クラブヘッドの重みで自然に腕が返る(リリースされる)感覚をつかみます。この「ヘッドが走る」感覚が、飛距離アップに不可欠です。
- 1と2で養った感覚を反映してフルスイングを行いましょう。うまくいかなかったとしても、1と2を再び行うことで確実にスイングの改善が期待できます。
ゴルフ初心者はどのクラブから練習すべき?
初心者によくある疑問として、「まずどのクラブで練習したほうがいいのか」という点があります。これには「7番アイアンからがよい」「小さい番手から練習するとよい」「どれからでも問題ない」など諸説あり、それぞれにメリットがあるものの正解はありません。
そのため、ここで紹介するように、クラブごとの特性を踏まえ、「どのように上達していきたいか」で判断することをおすすめします。
7番・8番アイアンから練習した場合
7番・8番アイアンから練習して感覚を掴むと、ほかのクラブに応用が利きやすくなります。
この2つのアイアンは全クラブのなかで中間的な役割を持ち、長さと重さも中間であるためです。コースでの使用頻度も高いため、マスターした際に比較的早くコースを回れるようになるメリットもあります。
なお、近年はアイアンのロフト角(打球面の傾き)が立っている、いわゆる「ストロングロフト(飛び系)」のクラブが主流です。そのため、従来の7番アイアンよりも現在の8番や9番アイアンの方が、長さやロフト角の面で「中間的なクラブ」の役割を担っている場合があります。
フェースで捉える感覚を重視したい場合は、その点も考えて選ぶとよいでしょう。
小さい番手から練習した場合
小さい番手から練習した場合は、成功体験を得やすくなります。
アプローチウェッジ(AW)やピッチングウェッジ(PW)、9番アイアンといった小さい番手のクラブは、ロフトが寝ているのでボールが上がりやすく、大きく曲げてしまうといったミスが少ない特徴があります。短くて当てやすく、扱いやすいため、非力な方でもほかのクラブより練習の負担も少ないです。
また、飛ばすことが目的になりにくいため、急なフルスイングでケガをするといったリスクも少なく済みます。堅実に技術を学びたい場合はおすすめです。
好みのクラブから練習した場合
ここまで挙げた以外のクラブから練習した場合でも、基本を正しくおさえていれば問題なく上達できます。費用の問題でクラブがすぐに揃えられないといった場合でも焦る必要はありません。
ただし、ドライバーから始める場合は注意しましょう。大きく飛ばす感覚は大きなモチベーションになるものの、フルスイングから始めてしまいやすくなる欠点があります。加えて、ドライバーは唯一ティーアップして打つという特異性を持つクラブです。ほかのクラブに応用が効きにくいデメリットもあります。
上達したいのであれば、ドライバーから始めたとしても「フルスイングから始めない」「練習割合はアイアンよりも少なく抑える」といった意識を持つようにしましょう。
ゴルフ上達のために必要な3つの意識
ゴルフは一朝一夕で上達するものではありません。時間がかかるものなので、焦らず地道に進んでいく必要があります。
とはいえ、長期で見た際、通常より早く上達する方法はあります。ここでは、そのために必要な3つの意識について紹介します。
短時間集中した練習を毎日続ける
ゴルフの上達を目指すのであれば、週に一度、長時間目的意識なく練習するよりも、「短時間の集中した練習」を短い間隔で継続するほうが効果的です。
人間の集中力には限界があります。目的意識のないまま長時間ボールを打ち続けても、後半はただの「作業」になり、かえって悪いクセを体に染み込ませるリスクすらあります。
漠然と2時間打ち続けるよりも、「今日はビジネスゾーンの体の回転だけを意識する」と決めて30分練習しましょう。時間が取れない期間でも、毎日5分クラブを握り、素振りをするなどして体に正しい動きを記憶させるだけで、はるかに大きな成果につながります。
客観的な視点を持つ
自己流の練習で遠回りしないためには、自分のスイングを「客観的な視点」でチェックする習慣が不可欠です。
自分では「お手本通りにできている」と思っていても、実際の動きは全く違うということはよくあります。この「自分の感覚」と「実際の動き」のズレに気づかない限り、上達は妨げられ、伸び悩みの原因になります。
最も簡単な方法は、練習場でスマートフォンを使って自分のスイングを撮影してみることです。できれば後方と正面からの2アングルで撮り、お手本にしたいプロのスイングと見比べてみましょう。「思っていたより手でクラブを上げている」「体の回転が足りない」など、たくさんの課題が見つかるはずです。
プロのアドバイスを取り入れる
もしあなたが最短でうまくなりたいなら、ゴルフスクールなどでプロのコーチからアドバイスを受けることが最も確実です。
自分のスイング動画を見ても、どこが本当の課題で、どう直せばいいのかを正確に自己判断するのは難しいものです。その点、経験豊富なコーチは、あなたのクセや課題点を瞬時に見抜き、今のあなたに最も必要な練習メニューを的確に示してくれます。
一人で悩んでいたことが、プロの一言であっさり解決することは珍しくありません。何より、信頼できるコーチという「客観的な視点」が常にそばにある安心感は絶大です。多くのスクールでは「体験レッスン」も行っているので、まずは一度、専門家の視点で自分のスイングを見てもらいましょう。今後の練習の質を大きく変えるヒントが得られるはずです。
まとめ
ゴルフの初心者が上達する方法としては、「グリップ」「スイング」「アドレス」の3つの基本を正しく行えるように練習することが最も効果的です。
上達を実感できず悩んでいる方は、この記事を参考に原因を探り、基本の固め方から見直してみましょう。クラブの選び方や意識を少し変えるだけでも、あなたの上達速度は大きく変わるはずです。
順調に上達できるようになると、ゴルフはもっと楽しくなります。ぜひ今日から試してみてください。